グローバリゼーションの動きは再生環境でもTVからPCへ加速する?
シンガポールにある日本企業の映像をつくっている。
新規撮影に加え、日本の親会社やシンガポール国内にある関係会社、中東の協力企業から映像素材を
お借りして制作している。ご存じのように映像はColor TV Standard System、テレビ方式といわれる決まりがあって、地域によりNTSC/PAL/SECAMに大別されている。
今回、日本の方式、NTSCで制作するため海外の異なるTV方式はNTSCに変換してから編集を行う。
海外でもPC視聴が進み、テープではなくCDに入ったPAL方式のWMVやMpegなどが届いたりして、方式変換ダビング作業が方式変換編集作業を余儀なくされ、大変ややこしいことになってしまった。
次なる問題は完成したNTSCの映像をどんなムービーファイルで何のメディアを選択するかである。
当初はPC再生が主とのことからDVDにMpeg、いうなれば普通のDVDを予定していた。しかし、フルスクリーン再生の映像をプロジェクターで大きく投影してみるとDVDでは画質に問題がありとなってしまった。
そこでWMVにエンコードしてみた。WMVファイルプロフィールは、ビットレート:1,128kb/s、
フレームレート:29.97f/s、出力サイズ:320×240pixel。
WMVのコーディックは優れているためか、DVDより粗さは低減された。
クライアントはシンガポールにとどまらず、中国やヨーロッパでの映像使用を予定している。
そうなると地域ごとに異なるTV方式に合わせているより、PC再生に特化して高精細な映像を用意
する方が現実的な選択となったのだ。PCではもとよりTV方式という概念が無い。それは経済のグローバリゼーションに合致している。
映像を見るのはTVからPCへ。それは一層加速するように思える。
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