ミニカー専門メーカー、富山 タケオカ自動車
お年寄りや障害者の不可欠な移動手段としてミニカーが重宝されている。
ニッチなマーケットに受け入れられる、という企業の生き方。
先日NHKでミニカー専門メーカー富山 タケオカ自動車が紹介され、偶然番組を見た。
ミニカー、と聞いてもピンと来なかったのだが、取り上げられていたのは原付免許で運転できる一人乗りの4輪自動車なのだった。ミニカーは原動機付3,4輪自転車というカテゴリーで動力は電気、つまり電気自動車だ。
ユーザーには高齢者、車椅子を手放せない方がいてミニカーは生活に欠かせない足になっていた。
中でも深く頷いてしまったのは、筋力がどんどん低下する障害を持つ方の場合、車椅子のまま乗れ運転できるもの、握力が弱いためにステアリングの振動がほとんどないことが必須条件になっており、ミニカーが唯一条件を満たすものという点である。この方の場合、自力で食料などの生活必需品を手に入れるためにはタケオカ自動車のミニカーが唯一の屋外の移動手段なのだ。
社長さんは自らミニカーの設計、製造、販売、保守を行う。ご高齢だが車づくりへの情熱でお若く見えた。長年のユーザーが持ち込んだ傷んだミニカーを愛おしむように手を入れ修理する、これが一番と天井の内装材を足踏みして接着する、新車の開発にあたり図面を描く、ご自分が良いと思った方法で車を生み出しているのであった。
そして作り出した車の他にはない特徴・機能を頼りにするユーザーがいる。
作り手と買い手、生産者と利用者の理想的な関係を見たような気がする。
私たちもこんなものづくりができると幸せだと思う。
タケオカ自動車のウェブサイトを見ると欲しいなあ、と思う2人乗りの車があった。
http://www.takeoka-m.co.jp/

