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制作者ノートトップ  > 単に安い高いではなく

2009年09月05日

単に安い高いではなく

しばしば「制作費は何故こうも開きが大きいの」「もっと安く」「この半分くらいで」と言われたりするので、停滞する経済以外の理由や時代的な対応方法を考えているこの頃です。

車や楽器、自転車やAV機器。
車なら乗り味とか独自の世界や愉しみが欲しいのか、
ギターなら音の響き方や正確な調律にこだわるのか、
自転車ならどこまでも走り続けたい高揚感やメンテという慈しみを求めるのか、
スピーカーならどんな音の再現性を聞きたいのか・・・
と自分の趣味の世界で置き換えて考えてみると、確実に言える事がありました。
それはいきなり上級の世界は要らない、です。

何かを企画したり制作する時、これまでは条件の中で一番良いと思われる方法や手段を採るようにしてきましたが、条件自体を変える必要がありそうです。
制作者が考える良いと発注者の良いの開き、これをまず大きな条件、費用面で無くさなければいけない。

先日とある改訂作業がありました。
制作した内容の一部差し替えです。
ごく簡易に差し替えをしたいとの申し出があったこともあり、上記の「良いの開きを費用面で無くす」試みをしてみました。
あるブロックを別なブロックの途中に差し込む作業です。
差し込む場所が途中なので音楽も切れ、ブロックで表現している内容が途中で切れることになります。
本来ならシナリオを再構築、ナレーションを録り音楽も敷き直し、再度整音したいところです。
しかし敢えて目をつぶり編集作業だけに留めました。結果は問題なく終了。
このケース、あまりに酷いものになるならこうしませんが、許容できるラインを下げてみました。

ちょっとゆるめも有効なのかもしれません。
但しゆるい事やちゃんとしたものがある事をきちんと伝える必要があります。
望まれているのが「ママちゃり」なのか「ロードバイク」なのか。
「ロードバイク」だけではなく「ママちゃり」も提示しながら対応していかないといけないようです。
製品を売るのとは違い、受注してからつくるので「上がり」が分かるのは完成後になる。
新たにゆるめも入れた企画設計をして、ジャストフィットする企画と制作のシステムを考えてみようと思い始めています。